中身があるライターの捨て方!火災事故を防ぐ安全なガス抜きと分別

中身があるライターの捨て方!火災事故を防ぐ安全なガス抜きと分別

中身があるライターの捨て方!火災事故を防ぐ安全なガス抜きと分別の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

インターネット上の知恵袋や一部のまとめブログで長年まことしやかに語り継がれている危険な俗説があります。それが「ライターを丸ごと水没させれば発火しなくなる」という言説です。

結論から申し上げますと、ライター水につける処分は根本的な安全対策として完全に誤りです。

ライターに充填されているブタンガスは疎水性(水をはじく性質)を持ち、水には一切溶けません。さらに、比重が水よりも軽いため、水中にライターを沈めたところで高圧タンク内の液化ガスが無害化されることは構造上あり得ないのです。

水につけることで一時的に着火石(フリント)や電子点火装置が湿り、火花が飛ばなくなるため「火がつかなくなった=安全になった」と錯覚してしまいます。しかし、水から引き揚げて乾燥すれば再び着火可能になりますし、何よりゴミ収集車の中で粉砕されれば、封じ込められていたブタンガスは何の変質もないまま大気中に放出されます。むしろ「水につけたから大丈夫」という誤った安心感を抱いて未処置のままゴミ袋へ入れてしまうため、現場作業員にとっては極めてトラップ性の高い危険行為と言えます。

もう一つの危険な誤解は、「釘やキリでタンクに穴を開けて一気にガスを抜く」という方法です。樹脂製タンクに無理な圧力をかけると、摩擦熱や静電気の火花によって噴出ガスが一瞬で引火し、手元で火炎放射器のように火を噴く事故が多発しています。穴あけは絶対に避け、メーカーが公式に推奨するレバー固定による自然放出を行ってください。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。