観光客が現地で陥りがちな代表的な誤解が、「可睡斎(かすいさい)」と「可睡ゆりの園」の混同です。名前が酷似しており、実際に地理的にも隣接していますが、この2つは運営母体も性格も全く異なる別の施設です。
可睡斎は、徳川家康公ゆかりの歴史を誇る曹洞宗の由緒ある古刹寺院であり、遠州三山の一つに数えられます。春のぼたん園や初夏から夏にかけての「風鈴まつり」で広く知られています。一方の可睡ゆりの園は、民営で運営されている初夏限定の観光フラワーパークです。両施設の間を行き来する共通入場券などは用意されていないため、双見学する場合はそれぞれの拝観料・入園料が必要となります。「寺の敷地に入ればゆり園がある」と思い込んで駐車場を間違えると、移動で無駄な体力を消耗することになるため注意が必要です。
また、ペット同伴に関しても事前のルール確認が欠かせません。可睡ゆりの園は愛犬連れでの入園が許可されている数少ない花園ですが、放し飼いは厳禁であり、必ずリード(引き綱)を短く保持することが義務付けられています。さらに、飲食スペースの屋内席への立ち入りは制限されており、テラス席の利用が基本となります。初夏の強い日差しに照らされた舗装路は想像以上に高温になるため、ペット用の給水ボトルやカートを用意するなど、熱中症対策を万全にして臨む必要があります。