新入生のみならず在学生からも毎年数多くの問い合わせが寄せられる「同志社DUETに繋がらない理由」を紐解くと、ユーザーの利用環境と大学側のセキュリティ基盤という二重の要因が浮かび上がります。同志社大学ITサポートオフィスの公式発表資料によると、DUETへのログイン方法はWebシングルサインオン(SSO)サービスを経由する仕様へと完全移行しており、従来のユーザーIDとパスワードを直接入力する旧認証画面はすでに廃止されています。ブックマークに残った古いURLからアクセスを試み、画面遷移エラーで弾かれるケースが後を絶ちません。
さらに見逃せないのが、セキュリティ強化のために全学導入されている多要素認証(MFA)の存在です。同志社大学では「イメージングマトリクス」「プッシュ通知」「FIDO2」の3種類の多要素認証が用意されていますが、新学期に伴うスマートフォンの機種変更やOSアップデート後に認証アプリの再設定を怠った結果、認証ループに陥りログイン不能となるトラブルが急増しています。大学の認証サーバー側でセッションが正常に確立されない場合、何度リロードを繰り返しても「同志社DUET ログイン」の認証画面を突破することはできません。
もうひとつの決定打は、春学期・秋学期の開始直後に発生するトラフィックの集中です。同志社大学には学部・大学院合わせて約3万人を超える学生が在籍しています。履修登録の開始時刻である午前9時ジャストには、全学生のアクセスが同志社大学の教務システムへ一斉に殺到します。サーバーが過負荷状態に陥ると、Webサーバーとデータベース間の接続がタイムアウトを起こし、白画面や「504 Gateway Timeout」といったエラーメッセージを吐き出す事態が生じます。