専門職大学院を修了した後の「出口戦略」においても、堅実なデータが示されています。一般的な新卒主体の大学院と異なり、AIITの修了生の多くは「現職企業での昇進・昇格」「社内でのDX推進部門への異動」「大手ITコンサル・メガベンチャーへのキャリアアップ転職」という3つのルートを辿ります。
公式の追跡調査や修了生のキャリア動向を見ると、SIerの下請けエンジニアから大手コンサルティングファームのシニアアーキテクトへと転身を果たした事例や、従来型製造業の設計者が社内イノベーションプロジェクトのリーダーに抜擢された事例などが多数報告されています。修了時に得られる「情報システム学修士(専門職)」や「創造技術修士(専門職)」の学位は、単なる箔付けを超えて、実務を体系化しプロジェクトを成功に導いた客観的証拠として転職市場でもポジティブに評価されています。
【プロの結論】AIITに向いている人・選ぶと後悔する人の判断基準
成人教育学(アンドラゴジー)の観点から見ても、自己決定性と課題解決志向が強い学習者にとって、AIITは極めて費用対効果の高い成長プラットフォームです。しかし、万人に向いているわけではありません。
【向いている人】
- 現在の実務知識に限界を感じ、上位の設計思想やマネジメントを体系化したい人
- 低予算で修士号を取得し、コストを抑えて確実なキャリア投資を行いたい人
- 他業種の社会人との激しい議論や協働作業を楽しめる柔軟性がある人
【選ぶと後悔する人】
- 受動的な講義の受講だけで資格のように学位が手に入ると考えている人
- 研究室に籠もり、学術的・基礎科学的な理論研究のみを突き詰めたい人
- 残業が恒常的に月60時間を超え、学修時間を物理的に確保できない人