長年にわたり漢字教育の普及に貢献してきた日本漢字能力検定。検定に向けた学習は、単なる知識の暗記作業に留まらない。そこには、受検者一人ひとりの人生と文字が交差するドラマが存在する。
病床で復帰を誓い「勝」の字を書き続けた元アスリート、長年の不仲を乗り越えて感謝を伝えるために「和」の字を贈った親子。独自取材の過程で出会ったこれらのエピソードは、漢字が持つ圧倒的なドラマ性を物語っている。日本漢字能力検定の学習を通じて文字の成り立ちや意味の深みに触れた人々は、自分自身の生き方を象徴する文字と出会い、新たな人生の第一歩を踏み出している。