主人公の声を務める俳優の吉沢亮は、アフレコ現場で凄まじい存在感を放っていた。役作りにあたり、彼は何ヶ月も前から監督や音響チームと対話を重ね、声のトーンや息遣いの一つひとつにまで徹底的にこだわり抜いた。
「収録期間中は寝ても覚めてもキャラクターのことばかり考えていた」と吉沢は語る。共演キャストとの掛け合いにおいても、台本にない微細なニュアンスを現場で生み出すなど、実力派陣の一瞬の閃きが作品に圧倒的な生命力を吹き込んだ。にくまるの劇中で見せる叫びのシーンでは、スタジオ内のスタッフ全員が息をのんだというエピソードも残る。