「自分は時給制だから分かりやすいが、月給や日給の場合はどうやって判定するのか」という疑問は少なくありません。最低賃金を下回っていないか確認するための計算式は、労働基準法および最低賃金法により明確に定められています。
月給制・日給制における正しい時給換算式
給与を時給換算する際は、総支給額から以下の「除外すべき手当」を差し引いた金額を、1か月の年間平均所定労働時間で除算する必要があります。
- 除外対象の手当:通勤手当、精皆勤手当、家族手当、時間外・休日・深夜労働割増賃金、賞与・臨時の賃金
- 計算式:(基本給 + 役職手当等 − 除外手当) ÷ 1か月の平均所定労働時間 = 判定用時給
SNSや知恵袋等のコミュニティ調査では、「10月以降も以前の時給のまま据え置かれていた」「固定残業代が含まれていて実質的に最低賃金を割っていた」といったトラブルの告白が散見されます。使用者が最低賃金未満の賃金しか支払わない場合、差額の支払義務が生じるだけでなく、最低賃金法違反として罰則(50万円以下の罰金など)が科される重大なコンプライアンス違反となります。