洗わずに黒カビ撃退?カーテンのカビ取りで絶対失敗しないプロの裏ワザ

洗わずに黒カビ撃退?カーテンのカビ取りで絶対失敗しないプロの裏ワザ

洗わずに黒カビ撃退?カーテンのカビ取りで絶対失敗しないプロの裏ワザについて重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

「カーテンのカビ取りは、レールから外して洗濯機に放り込むしかない」という思い込みこそが、作業を先延ばしにして被害を拡大させる最大の要因です。特に裏面にアクリル樹脂やポリウレタン樹脂がコーティングされた遮光カーテンや、水洗い不可(ドライクリーニング指定)の厚手ドレープカーテンは、家庭用洗濯機で回すとコーティングの剥離や激しい縮み、型崩れを引き起こします。

現場の清掃業者やインテリアメンテナンスの専門家が実践しているのが、カーテンを吊るしたまま局所的にアプローチする「洗えないカーテンのカビ取り(叩き出し抽出法)」です。黒カビ除去には「菌の死滅」と「メラニン色素の脱色」という2つの独立した工程が必要であり、以下の手順を踏むことで水洗いを伴わずに黒カビを無力化できます。

まず、カーテンの裏側に大きめのタオルや吸水シートを当て木のように固定します。その上で、カビ発生箇所へ濃度70〜80%の消毒用エタノールを軽く吹き付け、数分放置してカビ菌の細胞膜を破壊・殺菌します。次に、粉末の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)と45℃程度のぬるま湯を1:1の比率で練り合わせた「酸素系ペースト」を綿棒やつま先につけ、カビの黒点にピンポイントで塗布します。

30分〜1時間ほど放置して色素が分解されたのを確認したら、ぬるま湯で固く絞った濡れタオルを押し当て、裏側のタオルへと汚れと薬剤を移行させるように「上からトントンと叩き出す」作業を繰り返します。最後に乾いたマイクロファイバータオルで水分を吸い取り、ドライヤーの冷風または送風で完全に乾かせば、生地の風合いを一切損なうことなく黒カビのみを消し去ることが可能です。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。