減数分裂と体細胞分裂の違い!なぜ半分?決定的な理由を比較解剖

減数分裂と体細胞分裂の違い!なぜ半分?決定的な理由を比較解剖

減数分裂と体細胞分裂の違い!なぜ半分?決定的な理由を比較解剖の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

Q1:なぜ第一分裂で染色体数が半減し、第二分裂では減らないのですか?
A1:第一分裂では、対になっていた「相同染色体どうし」が別々の極へ分かれて異なる細胞に入るため、染色体数が2nからnへと半減します。一方の第二分裂では、1本の染色体を構成していた「複製された染色分体」が縦に裂けて分かれるだけなので、細胞あたりの染色体の本数自体はnのまま変わりません。

Q2:植物の体細胞分裂と動物の体細胞分裂に違いはありますか?
A2:大きな違いが2点あります。1点目は分裂が起きる場所で、動物は全身の組織で起こるのに対し、植物は「根端分裂組織」や「茎頂分裂組織」「形成層」など限られた分裂組織で起こります。2点目は細胞質分裂の様式で、動物細胞が外側から「くびれ切り」によって分かれるのに対し、硬い細胞壁を持つ植物細胞は中心部に「細胞板」が形成されて内側から外側へ仕切られます。

Q3:減数分裂の途中で異常が起きるとどうなりますか?
A3:相同染色体や染色分体が正常に分離しない「染色体不分離」が起きると、染色体数が通常より1本多い、あるいは1本少ない配偶子が形成されます。これが受精すると、21番染色体が3本になるダウン症候群(21トリソミー)などの数的異常が生じる原因となります。生命の現場では、極めて高い精度で分裂を監視するチェックポイント機構が常に働いています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。