保殿の七滝単体での滞在時間は1〜2時間程度となるため、旅程全体の満足度を高めるには龍神温泉 周辺観光との連携が極めて有効です。龍神村は歴史ある温泉郷を中心に、豊かな山村文化やジビエ料理、木工芸が根付いています。
理想的な1日周遊プランとして、午前中に気象条件が安定している時間帯を狙って保殿の七滝をトレッキングし、午後は龍神温泉街へ移動するルートが挙げられます。保殿地区から龍神温泉街までは車で約25〜35分の距離に位置しています。弘法大師が開湯したと伝わる龍神温泉は、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉と並ぶ「日本三美人の湯」の一つ。炭酸水素塩泉のとろみのある湯ざわりは、滝の散策で疲労した足腰を癒やすのにこれ以上ない贅沢です。
さらに足を延ばせば、標高1,000m超の稜線を走る「高野龍神スカイライン」や道の駅「龍神」、龍神村の伝統工芸である山路紙(手漉き和紙)の体験工房など、奥深い紀州の風土を五感で堪能できるスポットが点在しています。山の天候は午後から急変しやすいため、「午前中に自然散策、午後に温泉と文化体験」という時間配分が最も安全かつ充実した旅の設計となります。