まず明かさなければならない決定的な事実がある。トルコキキョウは、原産地がトルコでもなければ、植物学上のキキョウでもない。原産地は北アメリカからメキシコにかけての乾燥地帯であり、植物分類上はリンドウ科ユーストマ属(Eustoma)に属する。学名の「ユーストマ」はギリシャ語の「eu(良い)」と「stoma(口)」に由来し、直訳すれば「良い口」、転じて「良い語らい」や「賛美」を意味する。
全般的な花言葉として知られる代表的な言葉は「優美」「すがすがしい美しさ」「感謝」「思いやり」「希望」だ。過酷な原野で咲いていた原種から、幾多の改良を経てドレスを纏ったような姿へと進化した背景が、これらのポジティブな象徴性を生み出した。一見すると繊細に見える花弁の内側に、驚くほど強靭な生命力を秘めている点も、贈答用として高く評価される理由となっている。