このアメリカ独特の習慣は、海を渡った日本人スターたちをも包み込んでいる。ロサンゼルス・ドジャースで前人未到の記録を打ち立て続ける大谷翔平や、長年最高峰のピッチャーとして君臨するダルビッシュ有らも、現地チームのコミュニティに溶け込む過程でこの文化を体験してきた。ホームランを放った選手を種の大雨で祝福する「サンフラワーシード・シャワー」は、今やドジャースの歓喜のシンボルだ。
異国の地でプレイする選手にとって、ベンチでチームメイトと同じ種を頬張り、殻を吐き出しながら雑談を交わす時間は、コミュニケーションの垣根を取り払う重要な儀式でもある。SPOTV NOWやABEMAのカメラが捉える彼らのリラックスした表情の裏には、言葉の壁を超えてチームの一体感を醸成するひまわりの種の隠れた働きがある。