葬儀や法要の現場で施主が最も混乱するのが、「お布施」「お車代」「御膳料」の役割の違いと渡し方です。大手冠婚葬祭ポータルや終活相談窓口に寄せられるトラブル事例を検証すると、「全部まとめて1つの封筒に入れてしまい、寺院側で会計処理に困惑された」という失敗談が目立ちます。
これら3つは寺院側での経理・宗教行為上の意味合いが全く異なるため、必ず別々の白封筒に包む必要があります。
- お布施(おふせ):読経や戒名授与など、本尊および宗教行為に対する謝礼・寄進。
- お車代(おくるまだい):僧侶が自坊から法要会場(自宅や斎場)まで足を運んでくれた交通費(相場:5,000円〜10,000円)。※施主が送迎車を手配した場合や寺院で法要を行う場合は不要。
- 御膳料(ごぜんりょう):法要後の会食(お斎)に僧侶が同席しない場合の御膳代(相場:5,000円〜10,000円)。
中に入っているお札の向きは、肖像画(顔)が封筒の表側を向き、かつ取り出したときに最初に見えるよう上部に向けて揃えて入れます。新札(ピン札)を使って構いませんが、手元にない場合は折り目の少ない綺麗な紙幣を選びましょう。