トラブルの主要舞台となっているのが、巨大ターミナルを擁する梅田・難波地区だ。昼間は商業施設やオフィスビルが立ち並び、観光客で賑わうこのエリアだが、終電が過ぎると表情を一変させる。路地裏に身を潜める少女たちの多くは、ネットカフェやホテルを転々としながらその日の宿泊費や生活費を路上で稼がざるを得ない状況に置かれている。
背景にあるのは、深刻化する経済的孤立と心理的トラウマだ。特に、ホストクラブやコンセプトカフェでの過剰な売掛金(ツケ)の返済に追われ、精神的に追い詰められた末に路上へ押し出される女性が後を絶たない。彼女たちを狙う買春客や違法なスカウト業者による暴行・脅迫、収益の巻き上げといった2次被害も多発しており、単なる個人の金銭問題ではなく人権侵害の現場と化している。