近年、デジタルネイティブ世代を中心に「レトロ教養」や「伝統文化の再発見」がブームを迎えている。これを受け、デジタル教科書や教材アプリの開発を進める教育・学習コンテンツ産業でも、日本の伝統文化を扱うコンテンツの需要が目立って増えた。文部科学省が推進する探究学習の場でも、旧暦や伝統行事への関心が再評価されている。
オンライン学習の場でも変化は著しい。YouTubeでは教育系クリエイターがキャッチーな音楽に乗せて和風月名を暗唱する動画を投稿し、数十万回再生を記録。さらにNHKオンデマンドで過去の大河ドラマや教養番組を視聴し、時代背景となった旧暦の知識を学び直す人が増えているという。単なる試験対策を超え、「日本人の美意識」を学び直すツールとして旧暦がスポットライトを浴びているのだ。