彼は「敵連合」に加入し、のちに大組織となった「超常解放戦線」でも幹部として名を連ねた。だが、彼が真に忠誠を誓っていたのは組織の規模や思想そのものではない。リーダーである死柄木弔という存在そのものだった。
死柄木が目指す壊滅の先に、自分たちの望む自由な世界があると信じていた迫圧紘。仲間のトゥワイスを失い、トガヒミコやスピナーが追い詰められる中で、彼は自らを犠牲にして最後の「大仕掛け」を打ち打った。
「王を逃がすのが道化の仕事だ」。冷徹な悪党になりきれず、不器用な情に生きた男の散り様は、敵連合という歪な家族の絆を象徴していた。