大阪駅・梅田駅から徒歩数分に位置する曽根崎お初天神通り商店街は、大手チェーンから老舗酒場までがひしめく日本屈指の飲食サバイバルエリアです。この場所で土佐清水ワールド梅田お初天神店が連日満席を記録し続けている背景には、一般的な居酒屋とは根本的に異なる「地域連携ビジネスモデル」があります。
運営母体である株式会社ワールド・ワン(兵庫県神戸市)は、2015年に高知県土佐清水市と連携協定を締結。地方自治体の公式バックアップのもと、四国最南端に位置する土佐清水市の港や生産者から、朝獲れの鮮魚や特産品を自社直行便ルートで毎日直送しています。通常、都市部の居酒屋が仕入れる鮮魚は中央卸売市場を経由するため、数日前の水揚げになることも珍しくありません。しかし、同店では「昨日まで土佐沖を泳いでいた魚」がテーブルに並びます。
加えて、店内に入ると真っ先に視界へ飛び込んでくる「藁焼き実演場」のライブ感が、訪れた客の五感を強く刺激します。最高温度800℃から1000℃に達する藁の業火で一気に魚の表面を焼き上げる光景は、単なる食事を越えたエンターテインメントとして機能。本場高知県土佐清水市の郷土料理をそのまま都市部へ移植したような熱気と本物感が、感度の高い関西のグルメ層を惹きつけて離さない決定的な理由です。