Q1:足の爪が剥がれた後、生えてこないのはなぜですか?治るまでの期間は?
A1:爪が剥がれた後に生えてこない最大の理由は、抑えを失った指先の皮膚(爪床)が盛り上がり、新しく伸びてきた爪の物理的な障害物になっているためです。爪甲脱落症から完全に爪が生え揃うまでの治るまでの期間は、正常な経過でも約12〜18ヶ月かかります。再生期に爪先を露出させたまま歩行圧をかけ続けると爪が前進できなくなるため、医療機関で人工爪(義爪)を作製したり、医療用テープで皮膚の盛り上がりを引き下げる処置を受けることが推奨されます。
Q2:巻き爪があると爪が伸びなくなるのは本当ですか?
A2:本当です。巻き爪が進行して爪の両端が側面の皮膚深くに食い込むと、爪床との摩擦と物理的抵抗が増大し、爪を前方へ押し出す力が著しく阻害されます。さらに、食い込みによる慢性的な炎症や痛みをかばうために指先を浮かせた歩き方(浮き指)になると、地面からの反力が失われて巻き込みがさらに悪化し、成長が完全に停滞する悪循環に陥ります。
Q3:高齢者の足の爪が厚くなって伸びないとき、家族はどう対処すべきですか?
A3:無理に家庭用の爪切りやニッパーで切ろうとせず、速やかに皮膚科や専門のフットケア外来へ連れて行くことが鉄則です。高齢者の肥厚爪は内部で爪白癬を併発している割合が極めて高く、無理な切削は深爪や皮膚損傷を招き、そこから細菌が入って足壊死や蜂窩織炎を引き起こす重大なリスクがあります。医師による専用グラインダーでの削開や、抗真菌薬による根本治療を受けるのが最も安全です。