早口言葉の難しさは長さだけに比例するわけではありません。たった数文字の単語でも、特定の音の並びによって人間の口は簡単にフリーズします。
【一撃で噛む短いフレーズ集】
・「肩たたき機(かたたたきき)」
・「炙りカルビ(あぶりかるび)」※3回連続
・「貨客船万国旗(かきゃくせんばんこっき)」
・「打者走者勝者走者一掃(だしゃそうしゃしょうしゃそうしゃいっそう)」
・「著作者手術中(ちょさくしゃしゅじゅつちゅう)」
「炙りカルビ」を3回連続で言おうとすると、「あぶりらるび」「あびりかるび」と音が混ざってしまう人が続出します。これは調音点が近接している音が並んでいるためです。
【息が続かない激ムズ長文フレーズ】
「歌い手越後へ行かんとて、越後谷へ寄りて、桶屋の桶の箍(たが)緩みて、桶の水こぼれ、粉屋の粉こぼれ、歌い手声枯れて、越後へ行かれず」
「親鴨生米噛めば子鴨小米噛む、親鴨噛み小鴨噛み生米噛み小米噛み、噛めば噛むほど噛み分けにくい親鴨小米子鴨生米」
長文の早口言葉では、発音の正確さに加えて適切なブレスコントロール(腹式呼吸)が不可欠です。一息でリズムをキープしながら最後まで言い切る技術が試されます。