樟南高校を語る上で欠かせないのが、学費の大幅な減免を伴う特待生制度です。ネット上では「基準が厳しすぎる」「入った後で剥奪されるのではないか」といった不安の声が散見されます。
取材によって判明した樟南高校特待生制度の基準は、主に「学業特待」と「部活動(体育・文化)特待」に分かれており、それぞれ以下のような明確なランク付けが行われています。
- S特待(全額免除):入学金免除、授業料全額免除、施設費等の免除。文理コースの最上位合格者や、全国レベルの部活動競技実績を持つ生徒が対象。公立トップ校の合格確実圏にいる学力が前提。
- A特待(半額免除):入学金の一部免除、授業料半額免除。模試での高偏差値や主要5教科の内申点22以上(25点満点)がひとつの目安。
- B・C特待(一部補助):入学一時金の減額や月額費用の一部補助。英数コースや商業・工業科の学力優秀者に適用。
ここで重要な注意点があります。特待生として入学しても、毎年進級時に「成績基準のクリア」「模試での学年順位維持」「生活態度の厳守」が審査されます。文理コースの特待生が成績不振に陥った場合、翌年度から一般生扱いに降格となる事例は実際に存在します。「一度取れば3年間安心」という甘い仕組みではなく、常に学内競争の最前線に身を置き続ける覚悟が求められます。
また、樟南高校推薦入試倍率については、推薦・専願入試の実質倍率は例年1.0〜1.2倍程度で推移しています。推薦基準を満たしていれば不合格になる確率は極めて低く、基本的には「中学校からの出願許可」が得られた時点で内定に近い状態となります。ただし、文理コースの推薦で特待判定を勝ち取るためのハードルは高く、面接や作文、基礎学力検査での高得点が必須です。