ネット上の口コミ掲示板やSNSで最も頻出する「日野台は課題が多すぎて自由がない」という風評。この真偽について在校生や卒業生の手記、現場の声を取材すると、誇張された一面と紛れもない事実の双方が見えてきます。
結論から言えば、「日々の小テストと週末課題の分量が多い」というのは紛れもない事実です。入学直後の1年次から英単語や古文単語、数学の基礎計算に関する小テストが毎週のように課され、不合格者には追試や補習が課されます。卒業生の手記には「高1の春は中学時代との学習密度の違いに圧倒された」「週末にまとめてやろうとすると日曜日の夜が課題地獄になる」という告白が散見されます。
しかし、当事者たちの評価は決してネガティブなものばかりではありません。多くの卒業生が「あの徹底したペース管理がなかったら、自分から勉強せずに遊んでしまい、現役でMARCHや国公立には行けなかった」「高校側が勉強するレールを敷いてくれたおかげ」と肯定的に振り返っています。つまり、悪評の正体は「強制的に勉強させられる環境に対する初期の戸惑い」が外部に漏れ出たものと言えます。
日野台高校の校風・校則に関しては、極めて常識的で落ち着いた環境です。制服は端正なブレザータイプで生徒からも好評を得ており、奇抜な着崩しは指導対象となるものの、理不尽な頭髪指導や厳格すぎる持ち物検査はありません。スマートフォンについても校内での使用マナーが定められている程度で、一般的な都立高校の標準的な規範に収まっています。
日野台高校の部活動は非常に盛んで、加入率は9割を超えています。陸上競技部やハンドボール部、吹奏楽部などは都大会でも上位の実績を残しており、文武両道を掲げる生徒たちが放課後のグラウンドや体育館で熱心に汗を流しています。さらに秋の「常磐樹祭(文化祭・体育祭)」や初夏の合唱祭など、行事にかける生徒のエネルギーは凄まじく、決して「勉強だけの暗い学校」ではない活気に満ちています。
通学環境における日野台高校のアクセス・最寄り駅は、JR中央線「日野駅」から徒歩約12〜15分。駅から学校までの道のりには「大坂」と呼ばれるやや急な上り坂が存在し、毎日の登校は体力づくりを兼ねる形となります。雨の日の通学を含め、実際の登校ルートの体感については、受験前に必ず足を運んで確認しておく必要があります。