十代の頃から看板女優として走り続けてきた剛力彩芽。長年所属したオスカープロモーションを退社したニュースは、芸能界に大きな衝撃を与えた。美少女コンテスト出身者がずらりと並ぶ巨大事務所にあって、彼女はショートカットのボーイッシュな魅力と弾ける笑顔で一世を風靡。ファッションモデルとしてキャリアを始動させ、瞬く間に多数のドラマや映画で主役を張るスターへと登りつめた歴史がある。
退社後に自ら設立した個人事務所が株式会社ショートカットだ。自身のトレードマークでもあった髪型をそのまま社名に掲げたこの決断は、あてがわれたレールを降り、自らの意志で作品を選択するという強い覚悟の表れでもあった。独立直後はテレビ番組の露出が激減したため「干されたのではないか」といった噂がネット上で独り歩きしたが、実情はオファーを受ける基準を従来の「量」から「質」へと徹底的にシフトさせた結果に過ぎない。