徐倫たちの命懸けの犠牲によって逃げ延びたエンポリオを追詰めるべく、プッチ神父は加速の特異点を迎えて世界を一巡させ、一巡途中のグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所でエンポリオを完全に抹殺しようとします。
しかし、神父の絶対的な優位を崩したのは、かつて死亡したウェザー・リポートが遺したスタンドDISCでした。エンポリオはプッチ自身の加速する攻撃の手を利用し、自らの頭部にウェザーのDISCを挿入させることに成功します。
プッチ神父の決定的な敗因となったのが、ウェザー・リポートの能力による部屋いっぱいの「純酸素」の充填です。酸素濃度が約21%の大気に対し、100%の純酸素を呼吸すると急性の酸素中毒を引き起こします。プッチは自らの能力で時間を加速させていたため、常人よりも遥かに速いペースで猛毒となった純酸素を肺いっぱいに吸い込み、全身麻痺と激痛で動けなくなってしまったのです。
「正義の道を歩むことこそが人間の運命」と語るエンポリオの手によって、プッチ神父は完全に撃破され、彼の野望である「全人類が自らの運命を予知できる天国の世界」は脆くも崩壊することとなりました。