ハリウッド進出作となった映画『硫黄島からの手紙』への出演時にも、彼の食に関するスタンスは話題を集めた。異国の地での大規模な撮影であっても、現地のおしゃれな高級料理に浮ついた様子は見せず、日本から持ち込んだインスタント食品や使い慣れた味覚を愛用していたという。
時代の変化や自身の置かれた環境が変わろうとも、決して流されない「二宮流」の食生活。独立して経営者の一面を持つようになった現在でも、無駄な贅沢を排し、自分が本当に美味しいと感じるものだけを選ぶスタイルはブレることがない。このぶれない軸こそが、表現者としての彼の深みを生み出している。