旭丘高校を語る上で欠かせないのが、徹底した「自由と自治」の精神です。校内にチャイムは鳴らず、生徒は自ら時計を見て行動します。服装は私服通学が完全に定着しており、髪色や装飾品についても生徒個人の良識と判断に委ねられています。
この自由な校風の象徴となっているのが、毎年秋に開催される学校祭「鯱光祭(ここうさい)」です。前夜祭・舞台発表・分科会・体育祭・後夜祭など、およそ6日間にわたって連続開催される大規模な祭典であり、企画・運営・警備・予算管理のすべてを生徒自治会と実行委員会が主導します。
生徒たちは数カ月前から巨大な張り子(モニュメント)の制作や劇の稽古、学術研究の発表準備に熱中します。夜遅くまで議論を交わし、意見の対立を乗り越えて一つの舞台を作り上げる経験は、旭丘生にとって生涯の財産となると同時に、深い連帯感を生み出しています。