イソ弁の具体的な業務内容は、所属する事務所の専門分野によって異なりますが、共通しているのは「徹底した起案・リサーチ・現場対応」という実務の下積みです。
法律事務所におけるイソ弁の主な実務ルーティンには、次のような業務が含まれます。
① 判例・学説の徹底的なリサーチ:ボス弁が受任した複雑な事件について、有利な判例や学説を膨大なデータベースから洗い出します。
② 訴状・準備書面などの起案作成:裁判所に提出する書面のドラフトを作成します。ボス弁から何度も厳しい赤字添削を受けながら、法的主張を研ぎ澄ませていきます。
③ 裁判期日への出頭:ボス弁に代わり、あるいはボス弁と同行して裁判所に出頭し、弁論や進行協議に臨みます。
④ 依頼者面談・接見対応:法律相談の同席や、刑事事件における警察署・拘置所への頻繁な接見を行います。
多くの事務所では、事務所の業務(イソ弁業務)をこなす傍ら、個人的に引き受けた案件(個人事件・国選弁護など)の受任が認められています。個人事件の売上から一定割合を事務所に納めるルール(上納金システム)を設けている事務所もあり、イソ弁自身の裁量と営業力が試される場面でもあります。