ネット上の情報には一部、肌トラブルやメイク崩れを助長しかねない誤解が存在します。美しいベースメイクを保つために知っておくべき盲点を整理します。
最大の誤解は、「テカリを防ぐために顔全体にパウダーを大量に叩き込む」という手法です。肌表面の油分を奪いすぎると、皮膚の恒常性機能(ホメオスタシス)が働き、失われたうるおいを補おうとしてかえって皮脂の過剰分泌(リバウンド)を招くことになります。これが、日中の激しいテカリやインナードライを引き起こす典型的な原因です。
また、「ルースパウダーは家用、プレストパウダーはお直し用」という単純な二元論も必ずしも正しくありません。ルースパウダーは粉の柔軟性が高くふんわりとした透明感が出やすいのに対し、プレストパウダーは持ち運びに適しているだけでなく、粉の密着度が高いため局所的なカバー力に優れています。用途の固定観念に縛られず、自分が求める質感(ふんわりマットか、均一なフラット感か)を基準に選定することが肝要です。