日本語では「脇」という一文字が「本筋から外れたもの」「主要ではないもの」を指す接頭辞のように機能します。しかし英語にはそうした万能の接頭辞が存在しないため、それぞれの事象に応じた固有の単語を選択しなければなりません。
映画やドラマの「脇役」は、主役を支えるという意味からsupporting actorやsupporting roleと呼びます。単なる端役であれば「minor role」や「extra」となりますが、作品に深みを与える重要な脇役には「supporting」を使うのが最適です。
大通りから外れた「脇道」「裏道」は、side streetやback alley、あるいは遠回りを意味するbywayを用います。ナビゲーションアプリなどでも「side road」の表記をよく見かけます。
交通用語の「脇見運転」は、直訳して「looking away」とするよりも、注意散漫な運転全般を指すdistracted drivingという専門用語を使うのが現在のグローバルスタンダードです。スマートフォンを操作しながらの「ながら運転」も含め、法的な文脈やニュース報道では一貫してこの表現が使われています。