特茶(サントリー)とヘルシア緑茶の最大の違いは、配合されている有効成分と、それが体に働きかける作用機序にあります。
体脂肪がエネルギーとして消費されるプロセスは、大きく分けて「①分解(脂肪細胞から脂肪酸として血中に取り出す)」と「②燃焼(筋肉や肝臓でエネルギーとして消費する)」の2段階が存在します。ここを混同している人が非常に多いのが実情です。
サントリーが展開する「特茶」の主成分は、マメ科の植物エンジュから抽出される「ケルセチン配糖体」です。ケルセチン配糖体は、脂肪細胞に蓄えられた体脂肪を分解する酵素「ホルモン感受性リパーゼ」の働きを活性化させます。つまり、ガチガチに固まった体脂肪を「燃えやすい状態(脂肪酸)」へ分解・解きほぐす役割を担っています。
一方、ヘルシア緑茶(茶カテキン研究を牽引してきた花王の知見を受け継ぐトクホ飲料)の主成分は「高濃度茶カテキン」です。500mlあたり約540mgという圧倒的な濃度で配合されており、肝臓や筋肉細胞内にある脂肪燃焼関連酵素(β酸化関連酵素)の活性を高めます。つまり、分解された脂肪酸を細胞内のミトコンドリアへ送り込み、熱やエネルギーとして強力に「燃やす」サポートをする設計です。
このように、「分解して燃えやすくする特茶」と「入ってきた脂肪をどんどん燃やすヘルシア」という明確な役割分担があるため、自身の運動量やライフスタイルに合わせて選ばなければ期待したダイエット効果は得られません。