原材料費の高騰や人手不足の深刻化など、昨今の飲食業界はかつてない激変の渦中にある。表層的なトレンドとして「サステナブル」を掲げた店舗が淘汰されていくなかで、四半世紀近くにわたりオーガニックカフェの先駆者として歩んできた同店の足取りは揺るがない。
単に有機食材を使うだけでなく、生ごみのコンポスト化や自然エネルギーの活用など、店舗運営に関わるすべての循環を見つめ直す姿勢が根底にある。地域コミュニティの結節点としてワークショップやライブを定期開催し、人と人、人と自然が緩やかにつながる場を育み続けている点が強さの根源だ。