アニメ史における官能表現の礎を築いた存在として、『ルパン三世』に登場する峰不二子を外すことはできない。悪女でありながら誰にも縛られない自由な生き様は、昭和のテレビ画面を通じて視聴者に強烈なインパクトを与えた。
また、青年の繊細な恋心とリアリティ溢れる造形美を融合させたのが、漫画家の桂正和だ。『ウイングマン』や『I"s』などで見せた女性キャラクターの描写は、その後の青年漫画やアニメーションにおける「女性美」の到達点として今なお語り継がれている。フェティシズムとピュアな感情を同居させる技法は、現在のキャラクターデザインにも深く息づいている。