教育の根幹を司る文部科学省の学習指導要領においても、道徳教育のあり方は時代とともに変化を遂げてきた。かつての「忍耐」や「無私の奉仕」を前面に押し出す指導から、主体的・対話的で深い学びを重視する方針への転換が進むなかで、象徴としての金次郎像の役割も変わりつつある。
学校現場では、倒壊危険のあった古い立像を撤去する際、文部科学省の安全管理ガイドラインや地域住民の意向を汲みつつ座像を新たに設置する動きが見られる。歩きスマホ対策という都市伝説的な話題をきっかけにしながらも、結果として「自律的に考え、座って深く学ぶ」姿へとバージョンアップを果たした二宮金次郎像。それは、刻々と変化する現代社会において、私たちが教育や歴史像に何を求めているのかを映し出す鏡なのかもしれない。 (出典: 二宮 金次郎 座る(Yahoo!ニュース))
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