興津港の最大の魅力は、年間を通じて絶え間なく巡ってくる回遊魚の影だ。春から初夏にかけては、春エギングの聖地としてアオリイカ狙いのエギンガーで足場が埋め尽くされる。1.5キロオーバーの親イカが藻場へと接岸するタイミングは、潮回りによって劇的に変わるため、日明けてすぐのマズメ時が勝負の分かれ目となる。
秋から冬にかけての主役は間違いなくアジだ。特に25センチから30センチを超える「尺アジ」の群れが外洋から港内へ差してくる時間帯は圧巻の一言。サビキ釣りはもちろん、0.5g〜1.5gの軽量ジグヘッドを駆使するアジング勢にとっても、興津港の深いタナと複雑な潮の流れは最高の攻略ターゲットとなっている。