館内に足を踏み入れると、一瞬で都市の喧騒から解き放たれる感覚を覚える。空間デザインの監修には、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」などで世界的に知られるデザイナー水戸岡鋭治氏の美意識が色濃く反映されている。木の温もりを感じさせる質感と、琉球王朝の伝統工芸や色使いをモダンに昇華させたインテリアが見事に調和する。
ロビーや客室のあちこちに配された首里織の文様や琉球ガラスを思わせるアクセント。それは単なる装飾ではなく、九州と沖縄という二つの豊かな文化が交差する物語を感じさせる。ホテル・宿泊業における単なる「宿泊機能」を超えたアート性の高さが、滞在そのものを贅沢なリゾート体験へと引き上げている。