コガタスズメバチの活動サイクルにおいて、4月中旬から6月上旬は「単独営巣期」と呼ばれます。倒木の中や土の中で過酷な冬を越した女王蜂は、暖かくなると目覚めて樹液などを摂取し、体力を回復させた後に1匹だけで巣作りを開始します。
コガタスズメバチが特に好む営巣場所には、以下のような共通点があります。
- 庭木や生垣の茂み:ツツジ、サザンカ、キンモクセイなど、枝葉が密集して外敵や雨風をしのぎやすい場所
- 住宅の軒下やベランダ:直接雨が当たらず、日差しが適度に遮られる開放的な高所
- カーポートや物置の屋根裏:人間の出入りが適度にあり、天敵となる鳥などが近づきにくい隙間
他のスズメバチ(オオスズメバチやキイロスズメバチなど)が閉鎖的な土中や屋根裏の奥深くを好む傾向があるのに対し、コガタスズメバチは「開放的で適度に遮蔽された空間」を好むため、都市部や一般的な住宅地での遭遇率が極めて高いのが特徴です。