施設内部に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは見渡す限り続くベルトコンベアの群れだ。ヤマト運輸株式会社が誇るこのメガハブは、24時間365日、1秒の休みもなく稼働を続けている。構内には絶え間なく荷物の流れる音が響き渡り、全国各地から届く膨大なトラック便が次々と荷降ろしを行っていた。
特筆すべきは、止まらない流動性を実現している運用体制だ。従来の拠点のように荷物を「保管」する概念を極限まで削ぎ落とし、「止めずに流す」ことに特化した設計が施されている。深夜帯から早朝にかけてのピーク時であっても、整然と並ぶレーン上を荷物が滑るように流れていく様子は、まさに巨大な精密機械そのものだ。