2010年、今市隆二の運命を決定づける転機が訪れます。EXILEの新たなボーカルおよび三代目 J Soul Brothersのメンバーを選出するために開催された「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 〜夢を持った若者達へ〜(VBA2)」です。応募総数は約30,000人という天文学的な倍率でした。
実は今市は、2006年に開催された第1回「VBA」にも挑戦して落選した苦い過去を持っています。その悔しさをバネに、圧接工として働きながら稼いだ給料の多くをボーカルスクール(EXPG等)の学費や個人レッスンに注ぎ込み、4年間の猛特訓を経てVBA2に再挑戦しました。
二次審査、合宿審査と進む中で、審査員を務めたプロデューサー陣を唸らせたのは、ハスキーでありながら突き抜けるような高音と、情感あふれる表現力でした。そして最終審査の舞台である日本武道館で、同じく一般公募から勝ち上がってきた登坂広臣と共に合格を果たします。
タイプの異なる2つの才能が出会った瞬間について、今市は後に「初めて臣(登坂)を見たとき、直感でこいつと一緒に歌うことになるかもしれないと思った」と述懐しています。職人として泥臭く生きてきた今市と、アパレル出身で洗練された空気を持つ登坂。まったく異なるバックグラウンドを持つ2人が揃ったことで、三代目JSBの伝説が幕を開けました。