音割れトーマスはなぜ大流行したのか?元ネタと海外発祥の真相を徹底解明

音割れトーマスはなぜ大流行したのか?元ネタと海外発祥の真相を徹底解明

音割れトーマスはなぜ大流行したのか?元ネタと海外発祥の真相を徹底解明について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご確認ください。

ネット上で「音割れトーマス」と呼ばれる音源の原曲は、世界中で親しまれている人形劇・CGアニメ『きかんしゃトーマス』の初期オープニングテーマです。作曲家のマイク・オドネル(Mike O'Donnell)とジュニア・キャンベル(Junior Campbell)が手掛けたこの楽曲は、ブラスセクションと軽快なリズムが特徴の完成された名曲として知られています。

この健全なテーマソングが爆音へと加工された元ネタの発祥は、2014年から2016年頃にかけて英語圏のネット掲示板4chanやYouTube、動画共有アプリVineで流行した「Ear Rape(耳破壊)」および「Bass Boosted」と呼ばれるネットミーム文化にあります。

当時、海外のネットコミュニティでは、誰もが知る有名コンテンツの音声を意図的にリミッター超過(クリッピング)させ、過剰な低音と歪みを加えて投稿する悪ふざけが一大ブームとなっていました。その代表格としてターゲットにされたのが、子供番組の象徴であった『きかんしゃトーマス』でした。純真無垢な世界観と、鼓膜を破壊せんばかりの凶悪なノイズという極端な二面性が、シュールレアリズムを好むネットユーザーの間で瞬く間にバズを引き起こしました。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。