この豊かな風土を語るうえで絶対に外せないのが、島の名を冠した超大型犬、ニューファンドランド犬の存在だろう。撥水性に優れた厚い被毛と足指の間の水かきを持ち、歴史的に極寒の水中で漁網を引き揚げたり、溺れた人々を救助したりする作業犬として重宝されてきた。
その大きな体からは想像もつかないほど穏やかで深い愛情を持つ彼らは、島の人々にとって単なるペットではなく家族であり、誇りでもある。沿岸の町を歩けば、地元の人々と歩むその堂々たる姿に出会うことも少なくない。厳しい自然が生み出した温かな絆は、島全体を包む優しい空気の源流となっている。