一見すると収益に直接貢献しない「隠しコマンド」の制作に、なぜ世界最高峰の技術者たちがリソースを割くのだろうか。その答えは企業文化とエンゲージメントの醸成にある。世界的なシェアを誇る巨大プラットフォームであっても、ユーザーとの感情的なつながりを失えば単なるインフラに成り下がってしまう。
Web検索エンジン産業の競争が激化する中でも、人々が同社のサービスを愛用し続ける理由は、こうした親しみやすさと遊び心に由来する部分が大きい。エンジニア自身が楽しみながら開発したプロダクトだからこそ、ユーザーの心に響く体験を生み出すことができるのだ。