本誌が独自に入手した最新データと現場の密着取材は、驚くべき勢力図の変化を示している。かつて破竹の勢いで全19区を総なめにした日本維新の会だが、今回は追う側・追われる側の双方が薄氷を踏む覚悟でしのぎを削る。各区の選挙情勢分析を進めると、かつての圧勝劇を支えた「無党派層の圧倒的支持」にブレが生じている事実が浮き彫りとなった。
維新の牙城を切り崩そうと挑む与野党の主要候補者は、徹底したドブ板選挙を展開する。自民のベテラン勢が対話路線で地盤の再固めを図る一方、野党陣営も生活密着型の主張を打ち出し、批判票の受け皿を狙う。維新の看板政策に対する有権者の評価が二分するなか、1票をめぐる熾烈な争いは激しさを増すばかりだ。