1990年代末、彗星のごとく現れた彼女が世界に与えた最大のインパクトは、鮮烈なハイトーンカラーのショートボブだった。当時のJ-POP界において、女性ソロアーティストがここまでエッジの効いた短髪スタイルでミリオンセラーを連発するのは極めて異例のこと。アルバム『A BEST』のジャケットでも見られたその洗練されたシルエットは、全国のサロンに「あゆと同じ髪型にしてください」というオーダーを殺到させた。
トップに軽やかな動きをつけつつ、顔周りを緻密に包み込むレイヤーワークは、小顔効果とクールなストリート感を両立。プロデューサーである松浦勝人とのタッグのもと、エイベックスを牽引する絶対的アイコンとしてのセルフプロデュース能力が、まさに髪型一つにまで凝縮されていたと言える。