群馬県庁の建物そのものも、ポップカルチャーの文脈で世界的な注目を集めてきた。昭和初期の重厚な洋風建築である「昭和庁舎」と、高さ153.8メートルを誇る近代的な「本部庁舎」が隣り合う独特の景観は、多くの映像クリエイターを魅了してやまない。
大ヒット映画『シン・ゴジラ』では、緊迫する政府の対策本部や官邸の代替施設を彷彿とさせるロケーションとして県庁内部や敷地が活用され、特撮ファンの間で大きな話題を呼んだ。また、県内の榛名山などを舞台にした伝説的モータースポーツアニメ『頭文字D』の聖地としても広く知られ、国内外のファンがドライブコースとして訪れる。映像コンテンツを活用した集客施策は、地域の観光業に多大な波及効果をもたらしており、聖地巡礼の波は今も収まる気配がない。