SNSや口コミサイトで散見されるWiFiボックス 繋がらない理由を調査すると、端末の初期不良だけではなく、搭載されている「クラウドSIM技術」の特性に起因するケースが浮き彫りになってきます。取材と検証から判明した具体的な要因は以下の3点です。
第1に、国境や通信エリアを跨いだ直後のキャリア検索ラグです。WiFiBOXは物理SIMカードを差し替えるのではなく、現地で最も電波状況が良い回線をサーバー側から自動割り当てします。そのため、飛行機を降りて電源を入れた直後や、高層ビル群から地下鉄へ移動した瞬間に、回線の再取得に数分から10分程度の待機時間を要することがあります。利用者が「壊れた」「繋がらない」と判断してしまう大半がこの接続待機状態に該当します。
第2に、混雑時間帯における提携キャリアの帯域制限です。現地のローカルキャリア網を利用するため、夕方のラッシュ時や観光密集地では、ローミング優先度の関係でパケット詰まりが発生しやすくなります。
第3に、端末の同時接続負荷と熱暴走です。ルーター機能とモバイルバッテリー機能を同時にフル稼働させると本体が高温になり、保護機能が働いて通信速度が意図的に低下する現象が確認されています。これが、ネット上で語られるWiFiボックス デメリットの真相の中核と言えます。