Q1:なぜ「蛍の光」の原曲ではなく、わざわざワルツに編曲されたバージョンが使われているのですか?
A1:4拍子の「蛍の光」は行進曲や合唱曲としての性質が強く、店内で流すと物々しい印象を与えがちです。これに対し、古関裕而が編曲した「別れのワルツ」は3拍子の柔らかなリズムを持っており、店内の上品な雰囲気を損なうことなく、客の自尊心を傷つけずに自然な移動を促せるため、百貨店を皮切りに定着しました。
Q2:閉店曲が鳴り始めたら、買い物客はすぐにレジへ向かわなければマナー違反になりますか?
A2:BGMが鳴り始めた直後は「まもなく閉店となります」という予告段階であることが多く、即座に店外へ出なければならないわけではありません。ただし、店舗側は従業員の労働環境管理やレジ締め作業の観点から定刻通りの閉店を求めているため、音楽が流れ出したら新たな棚巡りを控え、速やかにカゴの中身を精算する行動をとるのがスマートな利用マナーと言えます。
Q3:海外の店舗では閉店時に音楽を流す習慣は全くないのですか?
A3:全くないわけではありませんが、日本のように「特定の定番曲を流して客に察してもらう」という文化は極めて稀です。欧米では「閉店30分前です」という無機質なアナウンスが流れるか、閉店時刻と同時に照明を一部落とし、警備員や店員が「Registers are closing now!」と直接声をかけてレジを締め切る直接的なアプローチが主流です。