色選びの成否を分けるもう一つの軸が、パーソナルカラーとの相性です。パウダー単体で見るとわずかな色の違いに思えますが、皮脂や光の干渉を受けることで肌の上では明確な差となって現れます。
イエローベース(イエベ春・イエベ秋)に該当する方は、肌本来の温かみと調和する「MO」または「MB」が基本選択肢となります。イエベ春で明るめの肌色であっても、青み寄りの明るさを持つMLを選ぶよりは、MOを薄くブラシで塗布するか、下地段階でツヤを与えた上にMOを重ねる方が、素肌の血色感を殺さず上質なマシュマロ肌に仕上がります。健康的な肌トーンや地黒寄りのイエベ秋には「MB」一択です。MBは黄みを程よく抑えた落ち着いたベージュのため、夕方の皮脂ぐすみによるオレンジ転びを防ぐ効果も期待できます。
一方、ブルーベース(ブルベ夏・ブルベ冬)の場合、黄みの強いパウダーを乗せると顔全体が沈んで見えたり、時間が経つにつれて疲れた印象を与えたりしがちです。ブルベ夏特有のやわらかな透明感を引き立てるには「ML」が最も適合します。黄みが抜けたクリアなライトオークルが、ブルベ肌の持つ涼しげな質感を際立たせます。さらに、皮膚が薄く青白い血管が透けるような極度の色白ブルベ冬や、韓国系クッションファンデの13号〜17号を常用している方には「MI」が運命の1色になります。首の白さと顔のトーンが完璧に同調し、作り込まれた人形のようなドールスキンが完成します。