キングオブコント(KOC)優勝から歳月が流れた現在、検索窓に「ライス 関町」と打ち込むと「消えた理由」「現在」といったキーワードが今なおサジェストされます。これらは当時の熱狂的なテレビ露出が一巡した際の印象が固定化されたものに過ぎず、現場の実態とは大きく乖離しています。
現在の関町知弘は、地上波テレビの単発特番・準レギュラー枠、ルミネtheよしもとなどの主要劇場出番、さらにはWeb配信や企業イベントのMCまで、多角的なフィールドで途切れることなくオファーを受け続けています。テレビのレギュラー番組数だけで芸人の価値を測る時代はとうに終わりを告げました。劇場の寄席で年間数百ステージをこなしながら、コアなバラエティ番組の要所で確実に爪痕を残す関町の立ち回りは、同業者からも「最も息の長い理想的な芸人人生」と羨望の眼差しを向けられています。
コントのネタ作りを一手に担う相方の田所仁が作家的な才能を発揮して単独ライブや演劇プロデュースに注力する一方、関町はその親しみやすいビジュアルと卓越したリアクション力を武器に、ピンでの外仕事を開拓。コンビとしての機能美を維持したまま、個人のタレントパワーを最大化させた見事な役割分担が成立しています。