ネット上の言葉遊び攻略サイトなどでは、「相手を倒すならとにかく『と』で攻めろ」という言説が散見されます。しかし、この戦術には見落とされがちな重大な盲点が存在します。
日本語における一般名詞、とりわけ外来語には「ノート」「ルート」「ボート」「チョコレート」「スマートフォンの略称(スマホではなくスマート)」など、語尾が「と」で終わる単語が天文学的な数で存在しているという事実です。
つまり、自分が相手を「と」でハメようとしても、相手が少しでも語彙力のある人物であれば、無数にある「〜ト」の語で軽々とカウンターを返されてしまいます。結果として、自分自身が「とから始まる言葉」を延々と絞り出さなければならない泥沼の持久戦に引きずり込まれるのです。「と」攻めは相手を仕留める万能の刃ではなく、諸刃の剣であることを認識しなければなりません。