かつて「東京鉄道病院」として発足した歴史的背景から、今なお「JR東日本の社員やその家族しか診てもらえないのではないか」と口にする受診希望者は少なくありません。しかし、同院は1980年代以降、広く一般に門戸を開放しており、現在は地域医療を支える中核病院として運営されています。保険証やマイナンバーカード(マイナ保険証)を所持していれば、誰でも受診が可能です。
ただし、受診にあたって最大の分岐点となるのが「地域の医療機関からの紹介状(診療情報提供書)」の有無です。国が推進する医療機能分化の方針により、400床規模の総合病院である同院では、紹介状を持たずに初診を受けた場合、通常の診療費とは別に7,700円(税込)の初診時選定療養費が徴収されます(歯科初診の場合は3,300円)。この費用は健康保険が適用されない全額自己負担となります。
スムーズに受診するための初診予約方法は、かかりつけ医を通じた医療機関経由の事前予約が基本線です。地域のクリニックがJR東京総合病院の連携医療室を通じて日時を確定させることで、当日の受付手続きが大幅に簡略化されます。患者個人が電話で直接初診予約を取ることも一部診療科で可能ですが、予約枠には限りがあり、科によっては「紹介状必須・完全予約制」を敷いている場合もあるため、受診前の事前確認を怠るべきではありません。