日焼けで皮がむける時の正しい治し方!無理に剥ぐNg理由と最短ケア

日焼けで皮がむける時の正しい治し方!無理に剥ぐNg理由と最短ケア

日焼けで皮がむける時の正しい治し方!無理に剥ぐNg理由と最短ケアの重要ポイントを解説します。最新トレンドが詰まっています。

皮膚がボロボロと薄皮のように剥がれ落ちる現象は、専門用語で「落屑(らくせつ)」と呼ばれます。この引き金となるのは、地表に届く紫外線の中でも波長が短いUVB(紫外線B波:波長280〜320nm)です。UVBは肌の深部までは届かないものの、エネルギーが極めて高く、表皮の角化細胞(ケラチノサイト)に直撃してDNAを激しく傷つけます。修復不能なダメージを負った細胞は自ら死を選ぶ「アポトーシス」を起こし、これがサンバーン(赤く炎症を起こす日焼け)の正体です。

通常、健常な肌における日焼け後の肌のターンオーバー周期は、およそ28日から48日前後かけて基底層から角質層へと細胞が押し上げられ、成熟した角質となって静かに垢として剥がれ落ちます。しかし、強い日焼けを被ると、肌は損傷した細胞を体外へ緊急排出しようとして、通常の何倍もの猛スピードで細胞分裂を強行します。その結果、水分を保持する準備もセラミドの合成も追いついていない「未成熟な角質細胞」がシート状にまとまって剥がれ落ちてくるのが、皮むけの実態です。

ここで知っておくべき日焼け皮むけの無理な皮剥ぎNG理由は、物理的に皮を引っ張ることで、下層にあるまだ外界気に触れてはならない未熟な有棘層(ゆうきょくそう)や基底層まで一緒に引きちぎってしまう点にあります。皮膚のバリア機能が瞬時に破綻し、赤くただれた生傷と同じ無防備な状態に晒されます。そこに黄色ブドウ球菌などの常在菌が侵入すれば伝染性膿痂疹(とびひ)などの感染症を引き起こすばかりか、外部刺激から守るためにメラノサイトが暴走し、大量のメラニン色素を生成します。これが日焼けの皮むけシミや跡になる真相であり、医療現場でも「無理に皮を剥ぐ行為は、自ら色素沈着と傷跡を肌に刻み込んでいるに等しい」と強く警告されています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。